ブロックチェーン開発プラットフォームを提供するSettleMint(セトルミント、本社:ベルギー、以下SettleMint)は、ブロックチェーンを活用したビジネスを展開する際に利用可能な開発ツール「SettleMint Blockchain Transformation Platform」を活用した開発実証実験を川崎重工株式会社(以下川崎重工)と終えたことを発表します。
川崎重工とSettleMintによるSettleMint Blockchain Transformation Platformの実証実験(POC)
川崎重工は2030年頃を目標に、非改ざん性を証明できるデータでの品質保証・品質保証体制の整備に向けた技術研究を進めており、ブロックチェーンをその技術の1つとして有力視しています。
SettleMintと川崎重工は、ブロックチェーンのものづくりへの適用を想定して、段階的にブロックチェーン適用したエンドツーエンドの実装サービスを検証しました。
具体的には、製品の製造過程で発生するデータのハッシュ値およびそのデータへの参照子をブロックチェーンに記録するための仕組みと、改ざんされたデータのハッシュ値をブロックチェーン上に記録されているハッシュ値と、適合判定するアプリケーションも構築しました。これにより、部品製造の品質管理においてブロックチェーンをSettleMintのローコード・イノベーション・プラットフォームを活用し、高速かつ効果的な実稼働を確認することができました。両社は引き続きパートナーシップを強化し、今後の取り組みを推進していく予定です。
SettleMintについて
SettleMintは世界的なBlockchain Platform as a Serviceを提供する企業で、ベルギーに本社を置き、UAE、インド、シンガポール、日本で事業を展開しています。
2016年にSettleMintは、企業のブロックチェーン活用における開発工程の複雑化を解決するためのソリューションを提供する目的で設立されました。現在ではグローバル80以上の顧客を持ち、Coca-ColaやAb InBev、OCBC銀行、Standard Chartered銀行、富士通など大規模な企業の先進的なブロックチェーンプロジェクトにおいて活用されています。
SettleMint の提供するBlockchain Transformation Platformは、ブロックチェーン開発に必要なツールを全てワンストップで提供し、開発の複雑さを削減し、高速でのテクノロジーの実装を可能にします。